2021/08/19 12:07

 日頃よりお世話になっております。株式会社巴農場で、とうもろこしの販売を担当しております岡村と申します。

 2021年7月より予約を承っておりました「巴農場の朝もぎとうもろこし」は、今年の7月の旱魃と異常な高温の影響で「後端に実が入らない」後端不稔という症状となっております。旱魃と高温の影響で、絹糸抽出が開花の前に行われた、つまり、とうもろこしの受粉器官が生えてくる前に花粉の散布が終わってしまったために起こった現象です。

 2021年8月19日に一回目の収穫に入ったところ、その日に収穫したほぼすべてのとうもろこしに凹みがあり、皮を向いたところ記事の下部の画像にあるような後端が不稔となっていることが判明しました。皮を剥かずに後端が不稔であるかを判定するのはたいへん困難で、ギフト品のなかに後端不稔のものが混ざってしまう恐れが多々あります。
 食べる分には問題はないのですが、お客様の大切な方へのご贈答品としては品質に難があると言わざるをえず、誠に勝手ではございますが、当年のギフト品の発送はすべて中止とさせていただきます。

 すでにご注文いただいているお客様については、返金にて対応させていただきます。たいへん恐縮ではございますが、ご理解いただきますようお願いします。
 
 2021年7月に起こっていた北海道の旱魃について

 日本農業新聞 渇く北海道 「災害級」干ばつ 深刻な農作物被害 2021年8月4日

 日本経済新聞 北海道「100年に一度」の少雨・猛暑、生乳生産1割減も 2021年8月16日